大衆ビストロ Buddy’s“オーナー”亀井毅さん (後編)

ダンディ店長を探せ！：Vol.16 大衆ビストロ Buddy’s“オーナー”亀井毅さん（後編）

お待たせいたしました！

大衆ビストロ Buddy’sオーナーの亀井 毅(かめい たけし)さん、後編です。

前回は亀井さんのダンディヒストリーをご紹介しましたが、今回はダンディルールズ、ダンディドリームインタビューです！

前回の記事はこちら

―内装のこだわりを教えてください。

亀井さん「お客様はもちろん、ここで働く従業員全員も、居心地がいいと感じられる、そしていろんな出逢いがある、そんな空間を目指しています。」

―店内すべてのイスに、高さがあるんですね。

亀井さん「従業員とお客さんの目線を近くしたかったんです。同じ目線で会話や接客できた方が相手にも伝わりやすいと思って、イスを高くしました。この場所での、人と人との繋がりが、自分も含めたすべての人の成長にも繋がればいいなと思っています。」

海外のバルをイメージした店内はオシャレなのに気取らず、思わず入ってみたくなる雰囲気が魅力。

カウンター席はオープンスタイル。従業員さんとの会話も楽しんで。

―壁一面の壁画が目を惹きますね！

亀井さん「小学校・中学校の同級生が描いてくれました。壁画って、角度によって色々な形に見えるので、見ていて飽きないんです。中央部分は滝にも雲にも見えますし、天に繋がっているイメージの模様もあります。嫌なことも失敗も、成功したことも積み上げて辞めずに上り詰めていくことが天職だと思っているので、僕にとっては“飲食業”が“天職”。自分ひとりではなく、助けてくれる仲間や友人の存在があって、様々な出逢いの中で天職を見つけられた、という想いを壁画に込めてもらいました。」

成長、感謝、素直、謙虚、出逢い、思いやり、愛など…

お店のコンセプトでもあり、亀井さんの人生においてなくてはならないものが英単語で描かれている。

(お店に行ったらぜひみなさんの好きな言葉を探してみてください…！)

―中でも亀井さんが特に大切にしていること(言葉)は何ですか。

亀井さん「LOVE“愛”です。僕には1歳3か月の子供がいまして…ほんっとにかわいいんです！休日はずっと子供と過ごしています。将来キャッチボールなんてできたら最高ですね。男の子で名前は丈(じょう)。実は、奥さんへのサプライズでお店の看板にこっそり名前を入れました。そういう家族愛だったり友情の愛、いろんな形の愛の数が多ければ多いほど素敵な人生が歩めると思っているんです。愛があれば助けてあげたいっていう気持ちが生まれる。愛すると、見返りを求めていなくても相手も愛情をくれる。愛がなかったら人生楽しめないと思うんです。」

―人と接するときに、意識していることは何ですか。

亀井さん「話を“聞く”ことです。飲食業ってコミュニケーション力が重要だと思っているんですが、中でも大切なのが“聞く力”。それはお客さんに対してだけでなく、従業員に対しても同じで。まずは相手を見て、話を聞いて理解すること。こちらから一方的な投げかけをしていては伝わりません。直してほしい所があるときは、2つその人のいい所を褒めて、あと1つ、こうした方がもっとよくなるよっていう伝え方をします。2つ理解した上で、1つ投げてあげると受け入れてもらえる。これがいわゆる、ツーストライク・ワンボールです。」

―おすすめメニューを教えてください。

亀井さん「黒毛和牛です。“シェフ厳選！今週の肉！！”としてメニューに載せているシンシン(もも部位、シンタマという部位の中心部分からしか取れない希少部位)はおすすめです！破格値だと思います。ローストビーフにも、カメノコ(シンタマの一部、和牛モモ)を使用しています。」

A5黒毛和牛特上ロースステーキ(160g) 希少部位シンシン　1980円(税抜)

口に入れた瞬間に広がる上質な脂。ジューシーなお肉を噛むほどに感じるうま味。

冗談抜きで、ほっぺた落ちちゃいます。お好みでワサビ、醤油、塩、コショウを使ってお肉のおいしさを存分に堪能してください！

メニューのコンセプトは、なるべく単価を下げつつも、おいしくて凝った自家製の料理とお酒を楽しんでもらうこと。

お通し代がかからないという嬉しい配慮も。

お店で人気のクラフトビール4種類は、柏では珍しい専用サーバーから提供。

―これからの目標を教えてください。

亀井さん「複数店舗出店することです。まずは柏でしっかりと地盤を固めて、それから勝負していきたいです。1店舗だとどうしても、お客さんや一緒に働く仲間の幸せにできる数が限られてしまうので、複数店舗持つことによって人の数も増えるし、楽しさも広がるんじゃないかって。自信はありますが、天狗になっちゃいけないなっていう意識は常にあります。自己満足では、人は付いてきてくれないので。いかに、“気配り”“気遣い”ができて、与えたい気持ちを持てるか。何事も、頑張れるのって誰かのために動くときなんです。人に“何かしてあげたい”“与えたい”と思って行動することで、自然と自分自身も幸せになれるし、気づくと周りに“仲間”が増えていく。素直さと、仲間に感謝できるチーム作りをしていけば、何をやっても成功すると思っています。」