摘水軒コレクション vol.2 無銘「牡丹狸奴図」
今年は冬という冬がなく暖かい日が続いてますね。
摘水軒コレクション vol.2は、無銘「牡丹狸奴図」です。
今日も、寺嶋哲生さんの誘う名画の世界をお楽しみください!
北斎の次は何にしようか?。
例えば広重や若冲では、芸がないような気がしますw。
大御所たちの作品は、ぼちぼちアップ致します。
で、今回は「得体の知れない」絵に致しました。
この猫の絵には銘や印が見当たらず、作者が誰なのか分かりません。
作画期は江戸時代中期?、それなりに時代はあるようです。
画派とか画系とか、知識の乏しい私には判じかねます。
あるいはもっと大きな画面、例えば屏風や襖絵の一部であったのかも知れません。
素性は全く分かりませんが、でも、素敵な絵だとは思いませんか?。
この手の作品は、公立の美術館が取得するはずはない。
とは言え、忘れられ、放置され、朽ちていく。
それは、ちょっと惜しいように思います。
何の制約もないプライベート・コレクションの、遊べる隙間だと感じます。
とどのつまりが、私はこの絵が好きなんですw。