かしわずかん

柏と相撲【その四】新関取誕生

9月25日、大相撲九州場所(11月10日初日、福岡国際センター)の番付編成会議が行われ、新十両昇進を決めた琴手計改め琴勝峰(20)の誕生が決まった。

<部屋の前で記念写真を撮る琴勝峰>

<先々場所、新十両として関取になった琴ノ若(上段中央)と琴勝峰(上段左)と柏相撲少年団>

琴勝峰は柏市出身。

小学校時代に柏相撲少年団に入団し松葉中学校3年時には全国大会で優勝し日本一を獲得。

<小学校時代の琴勝峰(上段右)>

中学校卒業後は高校相撲の強豪・埼玉栄高校に入学。

全国大会で活躍し高校3年時の17年九州場所で初土俵。同高同学年で元横綱大鵬の孫にあたり幕下上位の納谷(大嶽部屋)と出世争いを演じ、先んじて関取の座を射止めた。

190センチ、160キロの恵まれた体を武器に、基本的には突き、押し。組んでも右四つから馬力を生かして前に出る相撲が身上だ。本名は手計富士紀。昇進を機に、しこ名を「琴手計富士紀(ことてばかり・としき)」から「琴勝峰吉成(ことしょうほう・よしなり)」に改名した。相撲を始めた幼稚園時代から「誇りに思って見ていてくれた」父方の祖母で、琴勝峰が小学5年時に他界した矣矩子(いくこ)さんの戒名から「勝」の1文字をもらい、「峰」は「てっぺんを目指すように」と加えた。さらに下の「吉成」は師匠の知人から「勝峰」の字画に合った名前として命名されたという。

所要丸2年の12場所で新十両昇進のスピード出世、将来が期待される。

そして、ここでもう1人… 柏市とゆかりのある力士を知ってほしい。

琴勝峰と同時に新十両昇進を決めたのがモンゴル出身の豊昇龍(立浪部屋)。

高校時代、高校留学生として日体大柏高校に入学。

めきめきと力をつけ、全国高校総体では個人2位に入り、17年九州場所で初土俵。

モンゴル出身とはいえ高校時代を柏で育ったこの力士、実はおじさんは大横綱 朝青龍!!

こちらの活躍も目が離せない!! 是非、応援してほしい!!

<柏巡業に参加した時の豊昇龍>

<写真の説明はいらないですね・・・>

稽古参加・稽古見学 随時受け付けてます!!

柏相撲少年団 詳細

稽古日:毎週土日 9:00~12:00

稽古場所:柏市中央体育館相撲場(住所:柏市柏下73)

入団対象者:幼児~大人までの男女

月謝:ひと家族2000円(兄弟、何人入っても2000円)

*入団時にまわしを贈呈します。

永井 明慶

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