躍動する文字

～一点一画に込められた意匠～

芹沢銈介は生涯にわたり、植物、動物、風景などありとあらゆるものをモチーフにした作品を制作しました。

私たちが毎日眼にする文字デザインの分野でも独創性を発揮した芹沢はたくさんの作品を生み出してきました。

芹沢はモチーフとして「いろは」四十七文字や「春夏秋冬」を好んで使い、その中には、中国や朝鮮の文字絵や

飛白体文字から影響を受けたと考えられる、芹沢の傑作「布文字」と呼ばれるジャンルや、一つの文字に

複数の色を用いるものなど多種多様な作品があります。

本企画展は、“文字に魅せられ、文字をモチーフとして芸術作品に昇華した芹沢の世界”と出会える展覧会になっています。

意味を伝えるための役割を持ち、神の上で動くことのなかった文字たちが、色を持ち、かたちを変化することで

躍動感を与えられた、情感を誘う作品たちをお楽しみください。

9:30～17:00（休館日　月曜日／祝日・振替休日は開館）

年末年始　平成30年12月28日（金）～平成31年1月4日（金）

柏市郷土資料展示室

柏絵系東口から、手賀の丘公園・小野塚台・沼南車庫・布施行き乗車「沼南庁舎バス乗継場」下車、徒歩1分。

（午前9時台から午後4時台まで以外は）「大木戸」下車、徒歩2分。