手打ちそば 栄月庵
第7回目の『推しメシ!!』は、あさひふれあい通りを抜けた先にある、国道6号線を渡って入った路地の右手にあるお店。
ご主人が心を込めて打つ、手打ちそばが自慢の「栄月庵」さんです。
ご夫婦で切り盛りされていて、来年2018年で開店20周年を迎えます。アットホームな雰囲気が魅力のおそば屋さんです。
11月から12月はおそばが一番おいしいとされる“新そば”の時期。
今回は、そんな旬の一枚をご紹介します!
ちょっと贅沢!食べ比べ
清潔感があり、落ち着いた雰囲気の店内では、昭和歌謡曲が流れます。
“上を向いて歩こう”を聴きながらおそばを待ちます。
天付せいろ ランチ価格1,050円(税込)
+200円で写真の“あいもり”(せいろと田舎)に。
旬の食材にこだわっているという天ぷら。
この日は、海老、ブロッコリー、舞茸、紫芋でした。
“せいろ”は、そばの実の中心の粉で打つ、見た目は白っぽくて、ほのかな香りとつるっとしたのど越しの良さが、
“田舎”は、外側の粉で打つ、黒っぽい色味と、強いコシ、香り高さが特徴です。
ご主人いわく、手打ちそばは“毎日同じ質で提供することが難しい”といいます。
その日の気温や湿度によって、加える水の量を微調整したり…
仕上がりにバラつきが出ないよう、自らの手、培ってきた感覚で確かめているそうです。
職人さんの日々の努力によって、コシがあってのど越しの良い、手打ちそばならではのおいしさが生まれるのです。
せいろそばを、ぺろっと二枚平らげてしまう常連さんも多いんだとか。
栄養たっぷり!そば湯
そして、栄月庵さんに来たら絶対に忘れないでいただきたいのが“そば湯”です。
こちらのお店で使用している“つゆ”は、通常の2倍の量のかつお節で出汁を取り、その分醤油を減らし、減塩をしています。口当たりがまろやかで、うま味が強いのが特徴です。
このおつゆでそば湯を飲むと、さらに味に深みが増します。
筆者、実は今までそば湯のおいしさが分からなかったのですが、栄月庵さんのそば湯は飲み干してしまいました!
そば湯好きな方の中には、おつゆで割らずにそのまま飲む方もいるそうです。
そば湯には、そばに含まれるポリフェノール成分“ルチン”や“植物性タンパク質”などの栄養素が溶け出しているので、栄養がぎゅっとつまっているんです。飲まないなんてもったいないですよ~!
1年の締めくくりに…
栄月庵さんでは、12月30日まで、“年越しそば”のご予約を受け付けています。
生そば 1人前 700円(税込)
天ぷら盛り合わせ(海老・かぼちゃ・いんげん・レンコン) 800円(税込)
※生そば、天ぷら盛り合わせは、それぞれ単品での購入も可能です。
※天ぷらは16:00以降のお渡しになります。
以下、お店の基本情報です。
手打ちそば 栄月庵
千葉県柏市明原1-8-14
☎04-7145-2412
【営業時間】
11:30~14:30 (L.O.14:00)
17:00~22:00 (L.O.21:00)
【定休日】
水曜日
掲載情報は2017年11月16日の取材時のものです。
掲載内容が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。
取材・執筆:小島 眸 撮影:児玉 啓