Cuffy coffee&curry“店長&シェフ”稲川 広輔さん
ダンディ店長を探せ!:Vol.5 Cuffy “店長&シェフ”稲川 広輔さん
5人目にご紹介するダンディ店長は、稲川 広輔さんです。
Vol.4でご紹介したPlus Faimの箕輪さんとは、同じ柏市内の中学校の同級生というご関係。
お店のオープンも約5ヶ月違いという、なんとも柏らしいご縁から、お声がけさせていただきました。
(都内などでの修行を経て、地元“柏”にご自身のお店を開くという方が結構多いのです。)
稲川さんのお店は、柏銀座通りを抜けた先の三叉路にあります。
coffee(コーヒー)とcurry(カレー)で“Cuffy(カフィー)”さんです。
南流山にある“山猫屋珈琲店”さんから仕入れているという豆でアイスコーヒーを淹れてくださいました!
すっきりしていて飲みやすいのに、香りとコクもしっかりとありました。
おいしいコーヒーでリラックスしたところで、まずは恒例のダンディヒストリーからお聞きしました。
幼少期はサッカーなど、スポーツが好きだったという稲川さん。
最初は飲食店をやろうとは全く思っていなかったんだとか。
とはいえ、食べることやビールを飲むことが好きだったことから、柏市内のイタリアンで働き始めます。
Cuffyさんの隠れた人気メニュー、“パスタ”には、この時の経験が活かされています。
途中、飲食から離れ食品スーパーに勤務。その後、再び飲食の道へ戻り、都内のカレー屋さんで働きました。
お昼はカレー、夜はパスタやフレンチなど、様々な料理を提供していたというこのお店での経験も、今のCuffyさんのベースになっています。
そして、もともと仲が良く“いつか一緒にお店をやりたいね”と話していた中学校の同級生、渡辺哲也さん(現Cuffy“オーナー”)と2016年8月に“Cuffy”をオープンしました。
コーヒー好きの渡辺さんと、カレー好きの稲川さんということで、メインメニューはこの2品に決まったそうです。
店名には入っていませんが、大のビール好き稲川さんセレクトのビール
(生ビール3~4種類、普段飲めない珍しいクラフトビール等)も種類豊富に取り揃え、お昼から注文ができます。
今のお店とは、角地で、駅から少し離れた場所で、自分で外観や内装を変えられる場所を探していた時に、偶然出会ったそうです。
お店はほとんど手作り!(壁も自分達で塗装)インテリアデザインは主に、渡辺さんが担当したんだとか。
オシャレだけれど気取っていない、温かみのある居心地の良い店内。
お二人の好きなものが詰まった、ワクワクする空間に魅了されます。
続いて、普段どんな思いで働いていらっしゃるのか聞いてみました!
「マイペースに、楽しくお店をやらせてもらっています。話に来てくれるだけでも良いので、お店の雰囲気、料理、何かしらを気に入って何度も足を運んでもらえたら嬉しいです。」と、笑顔で話す稲川さんですが、調理はお一人で担当されています。
週末、午前3:00までやっているバータイムについては、「正直、体力的にキツイなと思うことはありますが、バータイムはバータイムで、お客さんとゆっくり話ができるので楽しんでやっています。」とまた笑顔。
さらに、「他のお店と競うつもりは全くないんです。お店の雰囲気も、お客さんも全く違いますからね。うちは、駅から少し離れたところでゆっくりしたいというお客さんが多いです。」と、インタビュー中とにかく謙虚な姿勢の稲川さん。
…そこで別日に、“山猫屋珈琲店”さんに、稲川さんのお話を伺いに行ってきました!
ご夫婦で経営されていて、店内には猫のイラストがたくさん♪
注文を受けてから焙煎する、香り豊かで新鮮なコーヒーが自慢のお店です。
稲川さんのことを“稲(いな)”と呼ぶ、お二人が思う印象は“彼はまじめでとにかくストイック”。
奥様は、「シェフというより職人!(料理は)一人でやっているから身体が心配ですが…。同業者や、近所の床屋の店主さんなんかもお客さんとしてお店によく来ているみたいだし、同じようにお店をやっているような人にも信頼されているんだと思います。Cuffyには、これからも長く愛されるお店であってほしいです。」と話してくださいました。
稲川さんの人柄が、お客さんの心をつかんでいることは、間違いありません。
最後に、柏の愛されダンディ店長、稲川さんの今後の目標をお聞きしました。
「オープン前からずっと思っているのは“お店を長く続けていきたい”ということ。駅からも少し遠いですし、近所の人に愛されるお店にしたいなと始めたお店なので、これからものんびりと、自分も楽しく、お客さんにも楽しんでもらえる空間を作っていきたいです。」
毎日でも通いたくなるようなアットホームな雰囲気のCuffyさん。
稲川さんとお話ししたい方はカウンターがおススメですよ。
ダンディ店長のおススメ
稲川さんに、おススメの2品をご紹介いただきました。
タイカレー 900円(税抜)
(ランチには、サラダ・ドリンク・自家製ひとくちコーヒーアイスが付きます。)
種類はチキン・シーフード、辛さは中辛・辛口が選べます。
スパイシーな辛さの中に感じる旨味とコクに、一口食べたらやみつき。
ごろっと入った野菜もアクセントになっています。
Cuffyさんに来たらまず食べてほしい一皿です。
パクチーサラダ 580円(税抜)
この独特のクセがたまらない!という方も多いのではないでしょうか。
水菜と和えてさっぱりと。
以下、お店の基本情報です。
Cuffy coffee&curry
千葉県柏市東1-2-7
☎050-1030-4214
【営業時間】
ランチタイム11:30~15:00
ディナータイム18:30~23:00(L.O.22:00)
バータイム 金曜日・土曜日の22:00~3:00
【定休日】
月曜日
※火曜日はディナータイムより営業
掲載情報は2017年10月31日の取材時のものです。
掲載内容が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。
取材・執筆:小島 眸 撮影:児玉 啓