中国料理 文菜華
第10回目の『推しメシ!!』は、中国料理 文菜華さんです。
柏駅東口から徒歩約10分、柏銀座通りを抜けて、郵便局通りを渡った先の左手にあります。
中国伝統技法を基に、素材の持つ個性を存分に生かし、旨味・香りを抽出するという独創的料理スタイルが、
「今までにない進化した中国料理」としてTV、メディア等でも多数取り上げられている、柏が誇る人気店です。
今回は、かしわインフォメーションセンターのホームページをご覧いただいているみなさまのために、
スペシャルランチコースをお作りいただきました!
生け花が季節感を演出する店内。
2階には、様々なシーンに合わせて利用可能な個室を完備。
見て楽しい、食べておいしい、オンリーワンの料理の数々!
今回特別にお作りいただいたランチコースメニューが、これからご紹介する計8品です。
コース名:KIC特別プラン“柏を味わうコース”
お1人様・税込み5,400円
※要3日前予約(2名様よりご予約可能です。)
ご予約可能期間:2018年9月27日(木)まで (※こちらのコース料理のご予約期間は終了いたしました。)
シェフが厳選した中国茶が、1テーブル1ポット付いています。(数種類から選べます。)
地元食材をふんだんに使用した、贅沢なコースとなっています。
料理に合った美しい食器にもご注目ください。
柏産“寺田畜産”の柏幻霜ポークの香港式チャーシュー
柏市生まれの霜降り豚、柏幻霜(かしわげんそう)ポークは、細かくサシの入った肉質と、しつこくなく上質な脂が特徴で、
コレステロール低下作用のあるオレイン酸とオメガ3 (n-3) 系脂肪酸のリノレン酸を多く含んでいることから、
おいしくてヘルシーな豚肉として知られています。
そんな柏幻霜ポークを使用したチャーシューは、桜みそをベースとした自家製の醤(ジャン)に半日以上付け込み、
調味料であるはちみつや水あめの甘味も合わさって深みのある味わい。
吊るし焼きをすることで余分な脂が落ち、外はこんがり中はジューシー。噛めば噛むほど口の中に旨みが広がります。
付け合わせの、生ザーサイの浅漬けのコリコリとした食感も楽しい一皿です。
今日の採れたて柏野菜と幻霜ポークの生ハム炒め
スナックエンドウ、広東白菜、紅芯大根、ブロッコリー、ターサイ等、
たっぷり使用された野菜はすべて柏産!
それぞれの野菜の食感が生かされた一品。
軽く炙って香りを出した柏幻霜ポークの生ハムの塩分が絶妙です。
千葉の恵み“ノンメタポーク”の点心《一頭挽き肉の焼き餃子・ジューシーしゅうまい》
クチナシで鮮やかに色づけられた肉焼売と、
ノンメタポークを使用した焼き餃子。
ノンメタポークは、千葉大学を中心とした産学連携チームが独自の発酵えさで豚を育てることにより開発した、
ビタミンB1を多く含んだヘルシーなお肉です。「メタボではない(non)豚からできた肉」という意味で名付けられました。
このお肉を、ロースやヒレなど上質な部分も含め、贅沢に一頭分使いきった餃子が食べられるのは、文菜華さんだけ。
一口食べた瞬間、肉汁が溢れ、お肉の旨味が口いっぱいに広がります。
お肉の味を引き立たせるため、野菜はキャベツと玉ねぎのみというこだわりも。
何もつけなくても十分おいしいのですが、文菜華さんおすすめの食べ方が、お塩と自家製麻辣油(まーらゆ)。
お塩は、文菜華さんが加盟している※東葛六市レストランサミットが企画開発した「仕上塩」。
まろやかなお塩とお肉の上質な脂がよく合います。
四川山椒がきいた自家製麻辣油の辛みは、お肉の甘味をぐっと引き立たせ、食欲をそそります。
※東葛六市レストランサミット:千葉県北部東葛六市(松戸市、流山市、柏市、鎌ヶ谷市、野田市、我孫子市)に拠点を置くレストランオーナーが、地域振興と地産地消の推進や、街の文化的レストランを創造し、地域社会へ貢献するために2010年に組織された組織。
文菜華スペシャリテ千葉県産合鴨の北京ダック
2種類の皮と、シャキシャキとした野菜の食感のバランスが絶妙です。
醤の甘味と、さっぱりとした千切りきゅうり、ねぎがよく合います。
再び柏幻霜ポークの黒酢ソース柑橘マヨネーズ和え
カリッと揚がった唐揚げを、黒酢と柑橘マヨネーズで味付け。
程よい酸味と、マヨネーズのコクがたまりません。
振りかけられたフライドガーリックが食感のアクセントになっています。
柏市場より 本日の鮮魚の姿蒸し 香港醤油仕立て
濃厚で甘味のある香港醤油で味付けされたカサゴの身はふっくら。
パクチーとねぎと一緒にいただくと、パンチが効いた、一味違った味わいに。
柏産トマトと卵の炒めのせご飯
柏産のトマトと、大粒の海老がたっぷり入っています。
今日のデザート
とろっとなめらか、濃厚なマンゴープリンを、意外にもココナッツミルクが後味さっぱりにしてくれます。
おかわりしたいくらいおいしかったです!
心からの“ご馳走様”をいただけるように…
最後に、素敵なランチコースを作ってくださったオーナーシェフ、渡辺展久さんをご紹介します。
オーナーシェフ 渡辺展久さん
柏生まれ、柏育ちの生粋の柏っ子である渡辺さんは、小学生の時に食べた中華料理の味に感動し、料理人の道へ進むことを決意しました。
某チェーン店でのアルバイトや、有名料理長の元学んだ、中国料理・広東料理の修行を経て、
中国料理古来の技法、調味料の製造を学ぶため、単身タイ、バンコクへ渡りました。
帰国後、自家製醤作りに励み、若干26歳で独立。
地元柏に、文菜華の前身となる『アジアンヌードル展(のぶ)』を開店(2012年閉店)、
2007年に、中国料理 文菜華を開店。現在に至ります。
調理師専門学校や料理教室の特別講師、小学校に食育授業を行うなど、地域や若手の育成にも力を入れているという渡辺さん。
「“ごちそうさま”は漢字で書くと“ご馳走様”。「馳」も「走」も、「走る」という意味を持っています。料理が目の前に並ぶまでには、食材の調達、調理に渡るまで、様々な人々の努力があるということを理解したうえで、食事をしてほしい。だからこそ私たち料理人は、おいしい食材、素材を求めて走り回らなければいけないんです。」と、話してくださいました。
妥協を許さず、独自の料理を追求し続ける渡辺さんの料理は、これからも進化し続けていくに違いありません!
みなさんもこの機会にぜひ、地元食材をふんだんに使用したスペシャルランチコースをご賞味ください♪
その時期に一番新鮮な食材をシェフが調理してくださるので、コース内容は多少変更がございます。都度、ご確認ください。
以下、お店の基本情報です。
中国料理 文菜華
千葉県柏市東上町2-2
☎04-7164-5211
【営業時間】
ランチ:11:30~14:30(L.O.13:00)
ディナー:17:30~23:30(L.O.21:00)
【定休日】
毎週月曜日・第二火曜日 ※祝日の場合は翌火曜日
掲載情報は2018年2月7日の取材時のものです。
掲載内容が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。
取材・執筆:小島 眸 撮影:児玉 啓