かしわずかん

bon-ami “店長&デザイナー” オオセキ ヤススケさん

ダンディ店長を探せ!:Vol.17  bon-ami “店長&デザイナー” オオセキ ヤススケさん

今回ご紹介するのは、“ここは海沿いの街?”と、思わず柏にいることを忘れてしまう

マリンテイストの隠れ家サロン、bon-amiの店長・デザイナー オオセキ ヤススケさんです。

Vol.15でご紹介したPEC bar de España代表、野々村さんとは、一緒にフットサルを楽しむ仲なんだとか!

 

“無難な人生よりも、難しいことに挑戦したり、苦労をしながらたくさんの人と関わって、

有難うと言ってもらえる人生を送りたい”と、日々探究し続けるオオセキさん。

 

 

 

まずは、美容師を目指した理由や、bon-amiさんで働くことになったきっかけをお聞きしました。

 

 

 

 

京都府出身、兵庫県神戸市育ちのオオセキさんは、柏日体高等学校 (現校名、日本体育大学柏高等学校)への入学を機に柏市へ。

高校時代は1年間サッカー部に所属した後、社会人のフットサルチームに入り、サッカー選手になることを目標に練習に励みました。

 

 

―美容師を目指したきっかけを教えてください。

オオセキさん「高校卒業後の進路に悩む中で、あるとき自分が通っていた美容室でカットを終えて店から出ると、“誰かに会いたいな”と思ったんです外見を変えることで内面が明るくなる…そんな大きな気持ちの変化に気づきましたそのときに、美容師は、お客さんが外に出るときに楽しく一歩が踏み出せるか、どれだけ喜んでもらえるか追求できて、誰かの人生に携われる仕事だと思い、美容専門学校への進学を決めました。あと、実は今介護美容もやっているんですが、認知症の方が、『髪型をこうしてほしい』と伝えてくれたり、話せない方でも、髪を切ることで表情がぱっと明るくなったりと、髪の毛を切るということにものすごく反応してくれるんです。bon-amiで働いていても、介護美容でも同じですが、自分が美容師として人のために何かできればいいなと思ったのがきっかけで、今でもずっと信念として持っています。」

 

 

―なぜ介護美容を?

オオセキさん「お客さんに介護士の方がいて、その方が担当していたおじいちゃんおばあちゃん皆、後ろから見ると同じ髪型だったことが、介護美容を始めたきっかけです。人それぞれ骨格やパーツ、気持ちも違います。介護美容も同じで、その人に合った髪型を提案したかったんです。ほとんどボランティアのような感じなので、低価格・短時間で仕上げなくてはいけないという大変な部分もありますが、やりがいもあります。自分達の仕事の根本的なことを忘れてはいけないという気持ちで動いています。」

 

 

―bon-amiさんで働くことになったきっかけを教えてください。

オオセキさん「専門学校卒業後、美容師として最初に働き始めたお店で行き詰ってしまって。2年間オーストラリアでワーキングホリデーをして、一度煮詰まった自分を解放して、帰国したら自分のお店を持ちたいと考えていました。当時の同期の旦那さんが今の会社(ami hair)のオーナーで、出店の相談をするために会わせてもらったんです。すると初対面でいきなり、『美容を舐めるな』と怒られました。最初に入社したお店は上下関係がとても厳しかったのですが、僕はそれが全てではないと思っていて。もちろん上下関係も大事ですが、先輩後輩の前に、対人間として一人ひとりのスタッフと仕事がしたいというのが自分の根本にあった中で、(ami hair)オーナーがそれをやっていたのと、何よりもスタッフさんが楽しそうに働いていたのが印象的で、ここで学びたいと思い入社しました。正直すごく難しいんですけどね。上下関係がある方がお互いやりやすい部分も多いので。けれど、自分達は人と関わる仕事をしている以上、お客さんはもちろんですが、まずはスタッフ同士でも携わっていかないといけないと思っているので、その部分はこれからも、もっともっと追及していきたいです。」

 

 

 

白を基調とした内装は、明るさの中に、木のあたたかみも感じるリラックス空間。

 

 

―モチベーションを上げる方法は?

オオセキさん「いろいろな人と話すことです!この辺りのお店のオーナーさんとフットサルをしたり、食事に行ったりして話す機会が多いんですけど、こうしたい、あぁしたいって夢を語ることが自分のモチベーションになっています。人の話を聞いて、“負けていられない!”と思えることも多いです。『そんなことをするなら、うちはこんなことするよ』『じゃあ一緒にやる?』なんて話になることもあります。そこから他のお店の人と繋がったりもして…それでどんどんモチベーションが上がっていきますね。」

 

 

―オン・オフは切り替えていますか。

オオセキさん「自分の中でオフはないなって思います。ローギアに入るかトップギアに入るか。遊びに行っても、街を歩いていても、かっこいいな、かわいいなと思ったスタイルは仕事で活かせるし…意識していなくても常にどこかで繋がってしまうんですよね。」

 

 

―日々新しくなっていくヘアスタイルの流行はどのように取り入れていますか。

オオセキさん「SNSや街で実際に目にしたものを中心に取り入れています。ただ、流行はあくまでも流行であって、その人に合うスタイルはそれぞれ違うので、デザイナーになった以上、“自分が流行を発信していく”という思いで、日々ご提案しています。」

 

 

―その人に合ったスタイルの提供のためにしていることはありますか。

オオセキさん「日頃から目で見て、考えることです。技術は練習をすれば身に付くけれど、その人に似合い、ライフスタイルに合う、そういったバランスは、たくさんのものを見て学ばないと取ることができません。僕の中でこのバランスは、数ある目にした素敵なものを、どうパズルのように組み合わせ、当てはめていくか。だからこそ普段の生活の中でも、自然と周りに目がいってしまうのかもしれません。」

 

 

 

 

 

―これからの目標を教えてください。

オオセキさん「“お客さんも、スタッフも”という所を徹底していきたいです。スタッフが笑顔で働くことができて、夢を追いかけられる環境にしていきたいですし、その中でお客さんも巻き込んで、楽しく一歩を踏み出せるお店作りをして、その人がヘアスタイルを変えたことで、今以上にハッピーなライフスタイルを送れるように、自分達がお手伝いできたらなと思います。あとは、個人的な目標は“メンズでトップ!”なので、柏のメンズカットは全て担当したい!というくらいの意気込みでこれからも頑張ります。」

 

 

 

―読者へメッセージをお願いします!

オオセキさん「新しい自分を見つけたいという方!全力でお手伝いさせていただきます。その人自身の新しいヘアスタイル含め、ライフスタイルに沿ってお手伝いできればと思います。」

 

 

 

お客さんとの思い出をお聞きすると、

「日々、思い出が増えていくので多すぎてわからないです(笑)。何年もお店に通ってくれているお客さんには感動と感謝しかありません。その間お客さんもいろんな人生を送っていてエピソードがあって…ライフスタイルに寄り添っていられることが嬉しいです。」と話してくださいました。

お客さんの気持ちやライフスタイルにそっと寄り添い、魅力を引き出してくれる。

そんなbon-amiさんでぜひ、新しい自分を見つけてみませんか?

 

 

 

 

以下、お店の基本情報です。

 

 

 

bon-ami

〒277-0852 千葉県柏市旭町1-12-18

☎04-7136-2969

【営業時間】

月曜日~土曜日/10:30~20:00(カット最終受付19:00)

日曜日/9:30~19:00(カット最終受付18:00)

【定休日】

第1,3月曜日・火曜日

http://www.ami-blanc.com/

 

 

mer-ami

〒277-0843 千葉県柏市明原2-2-25

☎04-7146-4055

月曜日~土曜日/10:30~20:00(カット最終受付19:00)

日曜日/9:30~19:00(カット最終受付18:00)

【定休日】

第1,3月曜日・火曜日

 

 

ami

〒344-0061 埼玉県春日部市粕壁1-4-5

☎048-795-7737

【営業時間】

月曜日~土曜日/10:30~20:00(カット最終受付19:00)

日曜日/9:30~19:00(カット最終受付18:00)

【定休日】

第1,3月曜日・火曜日

 

 

 

 

掲載情報は2018年10月31日の取材時のものです。

掲載内容が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

 

 

 

取材・執筆:小島 眸  撮影:児玉 啓

 

 

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