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BARBER SHOP MA-Ⅱ“オーナー”枩川 謙一さん

ダンディ店長を探せ!:Vol.13  BARBER SHOP MA-Ⅱ“オーナー”枩川 謙一さん

今回ご紹介するのは柏駅東口から徒歩約8分、三小通り商店街にある理容室

BARBER SHOP MA- オーナー 枩川 謙一(まつかわ けんいち)さんです。

 

BARBER SHOP MA-Ⅱさんは、70年代のアメリカンBARBERをイメージしたクラシカルな雰囲気の内装が魅力のひとつ

そして枩川さんのユーモアセンス溢れる話術にどっぷり浸りたいお客様が、地元だけでなく遠方からもやってくるという、“わざわざ足を運びたくなる”男性専門理容室

その人気の秘密を探るため、オーナーの枩川さんにインタビューさせていただきました!

 

 

専門学校卒業後、横浜市内の理容室に就職。初めて独立を考えたのは、スタイリストになり、カットなどの施術がある程度身に付いた、25歳の頃でした。7年勤務した後、別の場所でも自分の腕を磨きたいと、小岩(東京都江戸川区)の理容室へ。3年間の修行を経て、20169月、29歳で地元柏にBARBER SHOP MA-Ⅱをオープンしました。

 

男性専門の理容室にしたのは、修業時代に手掛けてきたのが圧倒的に男性が多かったことから

自信を持って提供できるのはメンズスタイルだという確信があったからでした。

 

あえて駅前から少し離れたこの場所にお店を構えたのは、中途半端な技術ではなく、施術やお店の雰囲気作りに確かなこだわりがあったから。時間はかかっても、必ずお客さんが定着してくれるという自信が枩川さんにはありました。

そしてオープンから約3か月後、枩川さんのカット技術の高さ、こだわりの内装、そして居心地の良さを追求したお店づくりが功を奏し、経営は軌道に乗り始めました

 

「うちの店は、おじいちゃんになっても通える“男の極上癒しのBARBER”です!」と笑顔で話す枩川さん。

メンズカットには並々ならぬ思い入れが。

 

 

―お客さんはどの年代の方が多いですか。

枩川さん「一番多いのは30代の方ですね。というのも、開店当初ターゲットにしたのが僕の3歳上の方達なんです。僕が当時29歳だったので、32歳。その人達が好む雰囲気、カット提案を目指しました。僕が歳を重ねると共に、ターゲット年齢も上がっていく。そうすると、10代20代をターゲットにしてます!って、無理しなくて済むじゃないですか(笑)。もちろん、だからといって他の年代の方が来ちゃダメってことじゃないですけどね!」

 

―なるほど。ターゲットをピンポイントに絞ることで、より質の高いサービスの提供にもつながりますね。ちなみに、遠方から足を運ぶお客さんも多いとお聞きしましたが、例えばどの辺りから来られているのですか。

枩川さん「吉祥寺から来てくれる方がいます。近くにたくさんの理容室がある中で、うちを選んでくれたのはありがたいですね。翌1:00に予約が入ったときは、ご近所の方かなと思っていたら茨城県水戸市の方でした(笑)。営業時間はあってないようなものなので、僕に用事がなければできるだけお受けしています。」

 

「気軽に来て、自分の家のようにリラックスして過ごしてください。」と枩川さん。

(膝に乗っているのは愛犬ペコちゃん)

 

 

 

―初めて来店したお客さんに対して意識していることはありますか。

枩川さん「何を求めてうちに来ているのかを常に考えています。最初は性格も好みもわからないので、どういう距離感で話すのが良いのか考えます声量、話す速さ、使う単語などをお客さんに合わせて、親近感だったり安心感を持ってもらえるように心掛けています。」

 

―リピーターさんに対してはどのように接していますか。

枩川さん「“いつも通り(の髪型)で”と言われても、いつも通りには切りません()季節が替わったり、何か行事が控えていたり、状況は常々変わりますよね?そういうことも考慮して、今回は前回より少し軽めにカットしておこう、とか、変化を付けます。お客さんがわかるか、わからないかくらいの微々たるものですけどね。」

 

お客さんのオーダー以上に快適で、似合うヘアスタイルの提供ができるのは、細やかな目配りがあってこそ。

カットはもちろん、フェイスシェービングも人気。(女性はレディースシェービングのみ受付可。※女性スタッフが施術を担当。)

 

 

 

―内装のこだわりを教えてください。

枩川さん「アメリカンバーバースタイルにしたのは、30代が考える“カッコイイ”はこれだと思ったからです。インテリアは、福生ベースサイドストリート※や、茨城県つくば市のアンティークショップで集めました。理容室って美容室に比べるとちょっとダサいイメージがあるじゃないですか?でもだからこそ“かっこよくなれる伸びしろ”がある。来た人来た人に褒められるから嬉しいです(笑)。」

 

※福生ベースサイドストリート…東京都福生市の米軍横田基地に面する国道16号線沿い。アメリカンテイストのショップが立ち並び、東京のアメリカともいわれている。

 

専門学校同級生の女性スタッフさんとお二人でお店を切り盛り。

ほぼマンツーマン施術で、とことんアットホームに。

 

 

隅々まで楽しい店内。

 

 

―バーカウンターがありますがお酒を飲めるのですか。

枩川さん「お酒、ありますよ。飲んで、映画見て、タバコ吸って髪切らずに帰っちゃう人もいます。自由です。でもそれでいいんです(笑)。」

 

バルをイメージした黒板は、お酒好きな枩川さんならでは。

 

 

―今後の目標を教えてください!

枩川さん「ミッ〇ーマウスとマ〇ケルジャク〇ンが僕のライバルなんです(笑)。お客さんにとってエンターテイナーでいたいですね。言ってしまえば髪を切るだけならどこでもいいんですよ。楽しんでもらってこそ。最初は頑なに話そうとしない人でも、少しずつ情報を得て、最後に“来週から旅行楽しんでくださいね。”とか、次に会った時に“旅行はどうでした?”とか声掛けをします。たくさん話さなくてもいいんですその人に合ったことをピンポイントで話せば、話された方も嬉しいじゃないですか。あ、覚えていてくれたんだってお客さんにとって、親近感がわく存在でいたいです。」

 

 

お店に来てくれたことがきっかけで、お客さんと仲良くなってお酒を飲みに行くことも多いという枩川さん。

お客さん同士が繋がることも少なくないんだとか。「男性って普段ご近所付き合いはあんまりないと思うんですけど、床屋っていう共通点の中で、“家が近い”“仕事が似てる”とかの理由で繋がっていくのがおもしろいんです。狭くて、人とのかかわりが深い柏ならではですね。どこで繋がっているかわからないので下手に悪さできませんよ(笑)。」といたずらっぽく笑う枩川さん。

インタビューの中での、“1日の中で、髪を切る間の1時間も、楽しい時間であってほしい”という言葉に、枩川さんのお人柄が表れていました。

地元や、遠方からのお客さんに愛されるBARBER SHOP MA-Ⅱさんには、枩川さんのセンスとユーモアがたっぷり詰まっていました!

 

 


休みの日は愛犬ペコちゃんと散歩に行くのが日課。(お店に行けば会えるかも…!?)

 

 

次回のダンディ店長もお楽しみに!

 

愛犬ペコちゃんにメロメロの枩川さん①

愛犬ペコちゃんにメロメロの枩川さん②

 

 

以下、お店の基本情報です。

 

BARBER SHOP MA-Ⅱ(バーバーショップ エムエーツー)

千葉県柏市中央2-4-15

☎04-7199-2522

【営業時間】

カット&シェービング

平日:10:00~21:00

土日祝:9:00~19:00

カラー&パーマ

平日:10:00~20:00

土日祝:9:00~18:00

【定休日】毎週月曜(月曜が祝日の場合翌火曜へ振替)

公式HP→http://www.barbershop-ma2.com/

詳細・ご予約→https://beauty.hotpepper.jp/slnH000369556/

 

 

掲載情報は2018年6月26日の取材時のものです。

掲載内容が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。

 

取材・執筆:小島 眸  撮影:児玉 啓、小島 眸

 

 

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