お料理 なかき
今回『推しメシ!!』としてご紹介するのは、柏駅東口からまっすぐ歩いて10分ほど、柏銀座通りにある「お料理 なかき」さんです。
新潟県にあるご実家は割烹料理店を経営されていて、ご自身は銀座にある京料理屋で約7年の修行経験がある店主の中山さん。
ご自身が一品一品心を込めて作る、新鮮で上質な旬の野菜や魚介を中心とした本格的な日本料理が人気です。
風情があり凛とした店構えのなかきさん。
店名に「お料理」と付けたのは、お客様がなるべく入りやすく、堅苦しすぎないようにという想いから。
なかきさんでは夜のコース料理がメインですが、お昼には比較的手頃なコースが用意されており、季節ごとに趣向を凝らしたお料理で贅沢なひと時を過ごすことができます。
清潔感があり落ち着いた店内にはカウンター席もあり、お一人で来店されるお客様も多いそうです。
ランチは「昼のお料理(コース6品)」1種類で、旬の食材を生かすため、お料理の内容は大体ひと月で変わるそう。
今回私が頂いたのはこちらの6品です!
・先付「南京豆腐」
かぼちゃを出汁とくず粉で練り上げる。上には出汁のきいた鶏そぼろあんかけ。
口の中にお出汁とかぼちゃの優しい甘みが広がるお豆腐は、とろっぷるんとなめらかです。
鶏そぼろや小ねぎの食感、ごろっと入っているしし唐の程よい苦みやしょうがもアクセントになって、味の変化が楽しい一品です。
・お造り 「旬の鮮魚三種盛り」
築地で仕入れることもあるというお魚はどれも新鮮。この日はカンパチ・カツオ・真鯛の三種類。
・焼き物 「鰯友肝焼き」
お醤油とお酒とみりんに加え、いわしの肝をといたものに、いわしの身を付け込んでふっくら焼き上げる。
香ばしい香りが堪りません。
ふっくらやわらかく脂がのった身の味付けはしっかりめで、大根おろしやミョウガでさっぱりと頂くこともできます。
この日の付け合わせは枝豆・高野豆腐・梅水晶でした。一皿で少しずつ色々楽しめるのは嬉しいですね。
・酢の物「海老、蛸、じゅんさいのみどり酢がけ」
きゅうり、トマト、海老、たこ、じゅんさいなどの食材にきゅうりと大根を合わせたおろし酢がかかる。
食材が色鮮やかでそれぞれ食感も楽しくて、お酢の酸味でさっぱりと頂ける暑い夏にぴったりの一品です。
・お食事「わっぱご飯」又は「鯛茶漬け」※鯛茶漬けは+500円(税抜)
わっぱご飯は、この日は蟹を選びました。季節によって選べる食材は変わるそうです。
お店でも人気だという蟹わっぱは具がたっぷりで、中央の辛子明太子はピリッと味を引き締め、いいアクセントになっていました。
わっぱご飯にはあさりたっぷりのお味噌汁も付きます。
突然ですが、ここまで使ってきたお箸の話を。
実はなかきさんのお箸、元々神棚の職人だった方がその技術を生かして「ひのき」で作ったものなんです。
(建築材の残りが使用されていて自然に優しい)繊細なお料理に合わせて箸先が細くなっています。
お料理と一緒にお箸のひのきの香りも少し楽しんでもらえたら、という気持ちが込められた粋な一品です。
ちなみに、持ち帰っても良いそうです。
詳細はなかきさんのメニューに書いてありますので是非読んでみてください!
いよいよ最後の一品です。
・デザート 写真は「抹茶ケーキ」と「キャラメルアイス」
店主中山さんの、パティシエ経験もある奥様手づくりの本格的なスイーツ。
抹茶香るふわふわのスポンジとホイップ、添えられたスイカはみずみずしく、とっても美味しかったです。
デザートは数種類の中から選べ、その都度変わるので、次は何かな?と楽しみになります。
目から楽しんで、一つ一つゆっくりと味わったからでしょうか。
6品終わって、お腹も心も一杯に満たされました!
食材や調理法について、一品一品丁寧にご説明してくださった店主の中山さん
この場所にお店を構えて5年。元々柏の地には馴染みがなく、不安もあったという中山さん。
他のお店の方から応援やサポートを受け、柏の街や人の温かさと繋がりの深さを感じたそうです。
実は、本格的な日本料理屋さんに行くのは初めてで緊張していた私ですが、中山さんの作る美味しいお料理と、笑顔が素敵な女性店員さんによる声掛けやさり気ない気配りで、リラックスして気持ちよく食事をすることができました。
皆さんも実際に足を運んでみて、一段上の上質な満足感を味わってみてください。
なかきさんではお昼・夜共に、コース料理のみの提供となっています。
お昼のコースは3,000円(税抜)、夜は4,300円(税抜)~価格によって内容の異なるコースが4種類。
その他、予算に応じて1万円(税抜)~のコース提供も可能で、スタイルによって選べます。
お酒の種類も豊富で、ウイスキーは竹鶴もあり、ワインはなんと20種類以上も!
ゆず酒やあらごしみかんなど女性に嬉しい甘いお酒もあります。
もちろんソフトドリンクもあるので、お酒好きのお父さんから子供まで、思い思いに楽しむことができます。
(私はプライベートだったら、鰯友肝焼きに合いそうな日本酒、新潟の「朝日山」を頼みたかったです…)
柏でちょっと贅沢に、普段とは違った和食ランチがしたい!という方は、是非一度「お料理 なかき」さんへ。
席が空いていれば予約なしでも入店できますが、確実なので予約をされることをお勧めします!
以下、お店の基本情報です。
お料理 なかき
千葉県柏市東上町1-17KⅡビル1F
☎04-7157-3956
営業時間:(昼)12:00~14:30(ランチ営業日:火曜日~土曜日)
※尚、休祝日の翌日のランチ営業は休業致します。
(夜)17:30~23:00(21:30迄に入店L.O.22:00)
定休日:日曜日・第3月曜日 その他不定休
http://oryouri-nakaki.com/
※掲載情報は2017年7月21日の取材時のものです。
掲載内容が変更になる場合もございます。あらかじめご了承ください。