Bar Landscape.『景観(風景)を紡ぐBar』
目の前のカウンターにあるのは、好きなウイスキーとミルク味のケーキ。
この風景に出会うまで数年、今、「俺の美味しい」が1つ完成した。
銀座西六丁目交差点近くのビル地下1F。
俺は、Bar Landscape.にいる。
東銀座、crèam fraise génoiseのカップケーキは、週末限定のお楽しみ。
ウイスキーの繊細な甘さとミルク味の、まぁ、あうことといったら✨
今日のために、会社を3時で早退さ(笑)、居ても立っても居られないってヤツ。
会社は、俺のライター業(ボランティア)を承知してる。
記事の掲載と同時に早退の理由を知ったら、苦笑するだろう。
☆ ☆
始まりは、千葉市のDANDY LION BAR。
偶然いただいた、ミルク味の“萩の月”と飲んだウイスキーが、とても美味かったんだ。
そこからだ、“ミルク味とウイスキー”の組み合わせが気になるようになったのは。
それから、門前仲町のBar OPAで顛末を語り、Bar Landscape.でケーキが提供されることを知った。
でも、その時は行くのをとどまった。
ハッキリ理由があったわけじゃない、ただ、何かが熟してない気がしたんだ…。
今にして思えば、多分、確信が欲しかったんだと思う。
そして、その時はやって来る。
柏市のBAR Tezukaで、これまた偶然、ホワイトチョコレートをお供に飲んだウイスキーで、「俺の美味しい」の1つは、“ミルク味+ウイスキー”で、それはたまたまじゃなく、その嗜好が俺なんだと、ようやく確信した✨
つまり今ここで、目の前にあるウイスキーとケーキの風景は、数年かかって、巡り合った必然ってことさ。
ワクワクしない方がおかしいだろ?
☆ ☆
ウイスキーはボウモア※、写真のように、2種類用意していただいた。
上手く言えないが、左のカモメラベルは華やかな風味、右のHAND FILLEDは旨味がギュッとした感じ。
そしてケーキは……“わ!クリーム旨いっ✨舌触り軽っ✨天使の食べ物か⁈”(心の声、笑)
これに合うボウモアは……
2種類を飲み比べながら、ケーキをパクパク!
“わぁ~、やっぱりうま~い✨✨うわ~✨”
比べるならば、俺にとっては、ケーキに合うのはカモメラベルの方だったが、さりとて、HAND FILLEDも美味しかった✨
HAND FILLEDは、もう1つの「俺の美味しい」組み合わせ、ドライフルーツとの方が、恐らく、より相性がいいはずだ。
HAND FILLEDは、ドライフルーツやサラミのような、旨味凝縮系のフードが合う!
☆ ☆
極力興奮を抑えながら、オーナーバーテンダーの1人、松尾民子氏に、これまでの経緯を簡単に語った。
様々なBarとの風景が紡がれた結果、貴店に巡り合い、一つの風景=「俺の美味しい」が完成したのだと。
少々前のめりになっているであろう俺に、松尾氏は、驚きつつも微笑んでくれた。
店のHPにはこう書いてある。
「世界の酒や果物などの生産地へ赴き、生産者の想いや歴史・文化を含む景観を持ち帰り、お客様と共有する」という理念で、店名を命名したのだと。
名をBar Landscape.
Landscapeとは、直訳で景観・風景。
俺自身もまた、幾つもの風景に紡がれて、ここに来たのだった。
え?最終回かって?
何言ってんだ、ここからまたリスタートに決まってるだろ!(笑)
素人Barloverの美味しい探しは、まだまだ続くのさ✨
大満足でウイスキーとケーキを交互に運んでいると、何やら、新しい酒が届いたらしい。
ニセコ蒸留所発のラベンダーのジンだ✨
ほ~らね、来たぜ、植物屋の心揺さぶるヤツが!
ニセコ蒸留所のラベンダーのジンで、ジントニック。ポプリのごとく、ラベンダーがよく香る。
ラベルデザインからすると、コモン・ラベンダー系か。
※ボウモア(BOWMORE): スコットランド、アイラ島の最古の蒸留所、ボウモア蒸留所でつくられるスコッチ・ウイスキー。
Bar Landscape.
東京都中央区銀座6-4-9 SANWA GINZA Bldg.B1F
営業時間:16:00~24:00
定休日 :日曜・祝日