Cozy Bar Trias「Trias店長の制空圏 その2」
結論から言えば、何も起こらなかった。
つまらないかい?いやいや、そこはホッとしてくれよ。
場所が違えば騒ぐかな?という風体の若者達は、時々楽しそうに笑いながら、羽目を外すこと無く、穏やかに酒と会話を楽しんだのさ。
そして、店内は静かにジャズが流れ、時がたち、満足した若者達は店をあとにしましたとさ。
さて、俺は漫画が好きだ。特にサンデーが。
もう連載は終了しているが、「○上○強○弟○ケ○イ○」は好きだったなぁ。
そこには、確か“制空圏”という言葉が出て来たような記憶がある。
今、自分流に使うなら、個人が影響力を及ぼせる範囲とでもなるだろうか?
誰でも自分なりの制空圏があると思う。
ほら、存在感の有る無しって、あるじゃないか?
店長の制空圏は、店内まるごとだ(そんな気がする 笑)。
店舗の規模が無関係ではないが、そもそも“存在感”があるのだ、この男は。
その存在感が空間を支え、飲みたい酒をナビしてくれる安心を、客に与える。
多分、この店に馴染む客は、皆、本能でそれを察っしているように思う。
俺は、何度来てもそう感じるのだ。
感覚なので、言葉にするのはとても難しいけど。
誰に言われずとも、指示されずとも、存在感が支える空間の心地よさとイズムを、満喫するのさ。
「見た目やんちゃそうな先客、若者2人組」彼らも例外ではなかった。
羽目を外さなくとも、騒がずとも、酒と会話を楽しんだ満足感を得たのさ、きっと。
すべてのBarには、皆特徴がある(と思う)。
同じBarなど、1つもない(と思う)。
俺にとってここは、『好奇心を満たすBar』だ。
だから、“ここだけの楽しみ方”をする。
よそのBarに行くときは、そこだけの楽しみ方をしたい。
だが、それは行って初めてわかること。
だから、「ここは、こーゆーBarだ」という思い込みをせずに扉を開けるのさ。
次回は『きっかけなんて些細なもの』。
クソ真面目に書いちゃったよ!
目指せ!ライトノベル!!
*画像はTrias店内。おいでませ~(笑)
Cozy Bar Trias
住所;千葉県柏市旭町1-4-11-201
営業時間;19~2時
TEL;04-7141-9269