Cozy Bar Trias 「XYZ 映画‘野獣死すべし’より」
本家本元のCozy Bar Trias鈴木ですm(_ _)m
前回のつづき…
ジャージ男が頼んだカクテル“XYZ”の何が予想外だったのか？
ちなみに皆さんはXYZというカクテルをご存知ですか？
知らない？
そうですか( ￣-￣)
X・Y・Z アルファベットの最後の文字から、これで終わり、これ以上無い、という意味を持つ
ラムをベースにコアントロー、レモンジュースを加えシェイクして作るやや強めのカクテル…
そんな“XYZ”が登場する映画があります。
「野獣死すべし｣
1980年公開の松田優作主演のアクション映画。今の方に松田優作と言ってもピンとこない方も多いかもしれませんが、松田龍平、松田翔太のお父さんと言えば伝わるでしょうか？
日本を代表するハードボイルド小説の第一人者“大藪春彦”の同名小説が原作ですが、内容はまるっきりの別物といっていい映画です。
大藪春彦の小説の主人公‘伊達邦彦’は現実にはあり得ないようなスーパーマン的なダークヒーローですが(※詳しくは原作を読んでみて下さい…)、松田優作演じる‘伊達邦彦’は原作のイメージを根底から覆すような狂気に犯された殺人者として演じています。
そして、そんな彼が自分を執拗に追い回す室田日出男演じる刑事と対峙するシーンで、
アメリカのおとぎ話“リップ・ヴァン・ウィンクル”の物語(アメリカ版浦島太郎？)の主人公
と自分自身を照らし合わせて“XYZ”について語りますが…
実は映画ではセリフでしか登場しないです、“XYZ”は。
これでおしまいだ、という意味あいで刑事に銃口を向ける‘伊達邦彦’…
おっと！
これ以上はネタバレですね(^_^;)
松田優作が演じる主人公の意図とは違うかもしれませんが、これで終わり、これ以上無いという
意味合いで、最後に頼まれる事も多いカクテルが‘XYZ’なんです。
もちろん、ジャージ男のように最初の一杯目に頼んでも何の問題も無いです(^.^)
機会があれば是非お試し下さい(^_-)
次回は又、ジャージ男のお話しでもしましょうかね、たぶん…
Cozy Bar Trias
住所；千葉県柏市旭町1-4-11-201
営業時間；19～2時
TEL；04-7141-9269
