くつろぎのBar

Espresso&Bar come al SOLITO「GINポジウム」

読者の皆様、おはようございます。
気がつけば寒さつのる師走、前回の投稿から2か月がたち相変わらずのマイペースで書き込ませていただいていることに気づいた今日この頃、皆様におかれましては今年の自分重大ニュースTOP10が出そろった頃かと思います。

そんな話に花を咲かせてどうぞ今宵もバーの扉を開けてみてくださいませ。

 

今日は疲れた肝臓に癒しの一杯。「チャコールラテ」を飲みながら書こうと思います。ご存知の通りチャコールは炭のこと、竹炭入りのカフェラテです。一応ノンアルコールカクテルになるのかな・・・(笑)。脱臭効果で有名ですが、ミネラル不足の方や腹黒くなりたい人、オススメです。

それにしても試作とはいえ松本氏は飲みすぎです。

 

さて前回(?)の続きを書こうと思いましたが、先日参加した「ジンポジウム」(※シンポジウムとスピリッツGINの造語)について最近のGIN事情を少しご紹介。
先ずGINというのはスピリッツですが、ジュニパーベリーや杜松の実などと言われる乾燥させた実の香りを移しとったものです。それに蒸留所毎に違った香り(オレンジピール、コリアンダー、山椒などなど)を移しとり、それらをボタニカルと呼びますが、それぞれの違った香りや味わいに仕上げていきます。
もともとはジュニパーベリーの解熱効果や利尿作用を利用した“薬”として生まれましたが、あまりの美味しさにGINとして商品化されたのが最初の歴史と言われています。
そこに目をつけたイギリス人がさらにドライに辛口にと開発したのが、「ロンドンドライジン」(ビーヒィーター、ボンベイ、タンカレーなどなど)でジントニックなど様々なカクテルのベースとして利用されています。カクテルの王様ドライマティーニにはこのドライジンを選んで作るバーがほとんどで、どれだけ辛口につくるかの伝説は世界に数多くあります。
その伝説はぜひ目の前のバーテンダーに聞いてみてね。あっ、松本氏は最近“腹黒く”なっているようなので気をつけて!
そして最近はドライではない「クラフトジン」が世界を席巻しているのです。
クラフトと聞くとビールなどよく聞きますが、それと一緒で少量生産で一期一会なGINのこと。使用するボタニカルの量や質やこだわりが半端ない。クセがスゴイ、とにかくクセがつよい、クセがすごいんじゃ~。いい意味でね(笑)。ドライジンのツンっとくるアルコール香がなく、ご当地の風景が頭に浮かんでくるような芳香さ。
そんな香りの宝石箱のようなGINがたくさんならんで飲めたのが「ジンポジウム」というわけ。(ここまで少しのわりに、あ~、長かった汗)
世界各国はもちろん、国産のGINもたくさんありました!桜島小みかん、昆布、宮島産ハマゴウ、山椒などなどのボタニカル。りんごスピリッツベース、米スピリッツベース、ホエースピリッツベースなどなど。カルバドス樽熟成、アイラ島産ウイスキー樽熟成などなど。
こらからのGINの可能性がどんどん広がっていく、そんな感想を持ちました。
ただいまソリトでは15本を超えるそんなGIN達をそろえております。時代を先取りしてみませんか?(宣伝)

 

 

BARTOMOに勤めていた松本は、何事もない事を願いながらオーナーと話をしている男性の姿を見つめていました。
オーナー「・・・・」
男性「・・・・」
もちろん会話はBGMや喧噪にかき消されて聴こえませんが、なにやらゆっくりとしたテンポで話をしているのは確認できる。ときに頷き、ときに目頭をおさえ、ゆっくりと1時間が過ぎグラスが空になったころ、男性は少しだけ微笑んで帰っていきました。
TOMOの忙しさはピークを迎え、グラスの山を拭き上げながら松本は3時間ほど前に帰った男性のことをふと思い出した。そして、その山があけぼの山くらいになったころカウンターに座りトランプでソリティアを楽しむオーナーに聞いてみた。
松本「あの人、どうでしたか?」
 オーナー「そうそう、あの人な、まいったよ。常連の田中さん(仮称)の友達でな、田中さんがよく自慢する店を最後に見たかったんだって。このあと樹海に行く予定だったんだって。また来るって言って帰ったよ。良かったぜー、話しながらドキドキしちゃったよ。」
 松本はその時思い出したそうだ。
「バーとは疲れた者が最後にたどり着く場所。テンダーとは心癒しの医者である」の教え。
つづく

 

 

Espresso&Bar come al SOLITO
柏市柏1‐1‐11 ファミリかしわ(丸井ビル)1F
柏駅南口より徒歩1分 ウイスキーの樽が目印
04-7197-2802
月~金    13:00~21:00
土・日・祝日 11:00~21:00

 

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