くつろぎのBar

Espresso&Bar come al SOLITO「2018カクテルコンペティション」

 読者の皆様、おはようございます。
秋の深まりを感じて見上げる夜空ノムコウには星が瞬きガラにもなくおセンチな気持ちになる今日この頃ですね。
どうぞ今宵もバーの扉を開けてみてくださいませ。
今日はジントニックにエスプレッソを注ぎ込み、爽やかなライムとコーヒーの苦味、ジンの香りを楽しみながら書こうと思います。
カクテルという終わりのない酒+サムシングに酔いしれてながら。

前回の続きを書こうと思いましたが、先日広島で開催されましたカクテルコンペティションにおいて今年のバーテンダー日本一位が決まりましたので、その事を時事ネタとして少し書きます。
大型台風24号が横断する日本列島、その時広島では、強風は止むことを知らず大粒の雨が横に流れ街は静けさに包まれていました。
そしてコンペティションの会場では素晴らしい新しいカクテルが創作され最高峰のカクテル技法が披露されその優勝者が誕生し、拍手は止まず感動の涙が流れいつまでも歓声に包まれていました。
「ああ、2000年の秋、自分もあの舞台と歓声の中にいたんだ。懐かしいなぁ。」
と思ったと松本は昔話を語り現実逃避へと旅立っていました・・・おいおい、今を生きようぜ。

さてさて、優勝したのは銀座の女性バーテンダーで、十年を超える時間を費やし勝ち取った日本一位の座。3650日以上をひたすらバーテンダーという生き様だけに染まり続け、挫折やプレッシャーを乗り越えてきました。カクテル名は「UTOPIA~理想郷~」。是非一度は飲んで頂きたいフルーティーんなカクテルです。
さて、ここでカクテルコンペティションってどんなの?という質問が聞こえてきそうですが、それを書くと本題に入れないのでまた次回以降に。いつか松本のドタバタコンペティションも紹介しますね。

BARTOMOに勤めていた松本。
TOMOはBarとはいえカウンターが7席、テーブルが10席の店で、時々バンドの生ライブやピアノの生演奏(たまにオーナーの生カラオケ)が聴こえてくる、基本JAZZが流れていたラウンジバーのような店。
柔らかな間接照明とダウンライトに照らされた大理石のテーブルと床。女性バーテンダーがシェーカーを振り色とりどりのカクテルが出来上がる一枚板のカウンターと鏡張りのバックバーの前には足の長いグラスと世界のお酒が並び、まるでホテルのラウンジのような、しかし黄金色のヤシの木がドドンと入り口に鎮座し、少しオリエンタルな気持ちにもさせる不思議な空間でした。
まさに老若男女問わずに多くの方にご来店していただいておりました。
だから私服の20代の男性が一人で来店するのも、カウンターが一杯でテーブルに座り羨ましそうにカウンターを見ているのも、シーバスリーガルの水割りの注文もごくごく普通のよくある光景でした。
暗い影を落とし、氷も解け始めた水割りに20分以上も手をつけずにいる以外は・・・。
嫌な予感のした松本は自分では経験不足で出来ないと思い、厨房にいたオーナーに男性の事を説明しテーブルに行って話をするようお願いした。
何事もない事を願いながら話をしている姿を見つめていました。
つづく

 

Espresso&Bar come al SOLITO
柏市柏1‐1‐11 ファミリかしわ(丸井ビル)1F
柏駅南口より徒歩1分 ウイスキーの樽が目印
04-7197-2802
月~金    13:00~21:00
土・日・祝日 11:00~21:00

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