今月は、柏市在住の元陸軍飛行兵 木内信夫さんが第二次世界大戦終結後3年間を過ごした旧ソ連の強制収容所での体験を描いたイラスト68点からなる『旧ソ連抑留画集』(レプリカ)を展示いたします。

正面

 

強制収容所という言葉の悲惨なイメージとは裏腹に、木内さんのイラストには、当時生活を共にした他国の兵士たちとの親交の模様も描かれており、人種や民族、言語が違えど、人間の根幹は変わらないのだということを温かいタッチで教えてくれます。

戦争が本来憎しみ合う必要のなかった人間同士を、命の奪い合いに巻き込んだ凄惨な行為であったことを、そのような親交の場面から改めて認識することができるでしょう。今回の展示が木内さんの想いを後世に“つなぐ”ためのほんの一助にでもなれば幸いです。

今年で戦後70年を迎えました。この機会に今一度戦争について見つめ直すためにも、是非今回の展示に足をお運びいただければと思います。

【ユネスコ世界記憶遺産国内候補に決定!】

木内信夫さんが描いた『旧ソ連抑留画集』のイラスト40 点※を含むコレクション(資料群)「舞鶴への生還1945-1956 シベリア抑留等日本人の本国への引き揚げの記録」舞鶴引揚記念館所蔵の資料570 点)がユネスコ世界記憶遺産登録の国内候補に決定しました!
ユネスコ世界記憶遺産への登録の可否については10 月4 日(日曜日)~ 6 日(火曜日)にアブダビ(アラブ首長国連邦)で開催される第12 回ユネスコ記憶遺産国際諮問委員会で発表される予定です。
※KIC で今回展示されているのはレプリカであり、オリジナルは京都府舞鶴市の舞鶴引揚記念館に寄贈されています。

展示期間: 平成27年9月15日(火)~10月5日(月)15日(木)
会  場:かしわインフォメーションセンター
主  催:かしわインフォメーションセンター
協  力:木内信夫さん、木内正人さん